6月25日(土)益子町総合体育館にて開催された県央地区スポーツ指導者講習会に参加しました。
【研修テーマ】発育年代に応じたトレーニング指導
【講師】順天堂大学 スポーツ科学科 准教授
青木 和浩 氏
《午前の部》:講義
前半は,子どもたちの発達段階に応じた指導法について。どのような時期にどのような部分を伸ばすことが効果的かを説明いただきました。
例えば野球を例とすると,小学生にはバッティングや投球などの,動きを正しく教えること。つまりは型を身につけさせることが効果的。
中学生には,その型を反復させ,精確に繰り返し行える持久力を身につけさせること。高校生には打撃力,走力など,型を生かす筋力を付けさせることが効果的である,といった内容でした。
また,地域スポーツでは,学校のように年齢別ではなく,発達段階で分け,その子に適した指導をしてほしいということもおっしゃっていました。
後半は,体力の加齢変化について。年齢・性別ごとに,どの部分の筋肉が落ちやすいのか,また,どのようなトレーニングが効果的かということについて,御講義いただきました。
《午後の部》実技
午後からは体育館で実技を行いました。内容は〝コーディネーショントレーニング〟という,二つ以上の動きを組み合わせて行うものです。
例えば,ボールを上に投げてキャッチする+拍手する=ボールを上に投げて落ちてくる間に拍手しキャッチする,ということです。一つ一つは簡単な運動でも,組み合わせることで難しくなる,ということを体感できました。
その他にも,体を使ったじゃんけんや,風船を使ったトレーニングなどを行い,誰でも手軽に,かつ非常におもしろい運動方法を学ぶことができました。